Philosophy

余白のない時間。らしさのない学び。

遊びのない日常。寄り道のない人生。

テクノロジーの進化と共に時代は変化し、時間や場所という概念を超えて、効率化を求める声はますます高まっています。

けれど、それだけが豊かさなのでしょうか。

庭園、茶室、水墨画など、日本人が大切にしてきたさまざまな美意識は、あらゆる関係の余白から生まれました。

また、海と山に囲まれた厳しい自然環境で、季節の移り変わりもある日本。

生活の中に余白を取り入れることは、日々の暮らしを守る知恵でもあったのです。

日本の美意識で、美しい文化を紡ぐ。 awahi(あわい)は、文化資産や資源の活用しながら、日本の美意識でヒト・モノ・コト・トキの間をデザインする空間レーベルです。

awahi Mission

日本の美意識と文化資源をリ・デザインした空間体験を提供し、習慣・文化にイノベーションを起こし続けることで、新しい経済活動の循環と伝統文化の継承で「日本を、美しく。」を目指す。

広い空と穏やかな海、四方を囲む山々で、春は筍を掘り、夏は天草を縁側に広げ、秋は秋刀魚を七輪で焼き、冬は空に餅つきの音が広がる。それが私の原風景です。

時間をかけ道具を作り、内外の空間を緩やかに繋ぎ、一手間かけた自然の恵みを食し、抜群の間の手でみんなの笑顔が生まれる。

古き良き日本の文化がそこにはありました。

ヒトとモノが習慣をつくり、ヒトとコトが文化をつくり、トキが伝統をつくり、新しい歴史を刻んでいきます。

均一化した空間時間の中で、伝統文化がいつまでもあり続けられるデザインをすることが、人の心を豊かにし、日本を美しく輝かせる未来につながると願っています。

awahi 片平麻衣子